内田悦生


略歴


1977年3月 早稲田大学理工学部資源工学科卒業
1979年3月 東京大学大学院理学系研究科地質学専攻修士課程修了
1982年3月 東京大学大学院理学系研究科地質学専攻博士課程修了(理学博士号取得)
1982年4月−12月 日本学術振興会奨励研究員
1982年12月−1984年7月 ベルギー政府給費留学生 (Universite Catholique de Louvain)
1986年4月 早稲田大学理工学部助手
1988年4月−6月 高麗大学交換研究員
1990年4月 早稲田大学理工学部専任講師
1991年4月 早稲田大学理工学部助教授
1996年4月 早稲田大学理工学部教授
2002年9月−2004年9月 早稲田大学理工学部教務担当教務副主任
2004年9月 早稲田大学理工学術院教授(改組による)
2004年9月−2006年9月 早稲田大学理工学術院長補佐(教務主任)
2006年9月−2008年9月 環境資源工学科主任
現在に至る


専門

岩石・鉱物・鉱床学

文化財科学


著書


内田悦生・高木秀雄編著 「地球・環境・資源 地球と人類の共生をめざして」 共立出版 2008年、2019年(第2版)

内田悦生著 下田一太コラム執筆 「石が語るアンコール遺跡 岩石学からみた世界遺産」 早稲田大学出版部 2011年

内田悦生著 「岩石・鉱物のための熱力学」 共立出版 2012年


所属学会

資源地質学会
日本文化財科学会

日本地球化学会
日本鉱物科学会
日本地質学会
資源素材学会



主たる研究テーマ

熱水性鉱床の成因
☆日本、韓国およびインドシナ(タイ、カンボジア、べトナム)の花崗岩類の研究、特に、テクトニクスと熱水性鉱床との関係について

☆石造文化財(アンコール遺跡、タイ・ラオス・ベトナムのクメール遺跡、古代エジプト遺跡、サンボール・プレイ・クック遺跡中部ジャワ遺跡、チャンパ遺跡)の石材とその劣化
メソポタミア楔型粘土板の非破壊調査
磨崖仏(大分、大谷)の劣化機構および劣化評価法に関する研究
☆日本のレンガ造建造物の劣化機構の研究(富岡製糸場、牛久シャトー、猿島砲台跡)

☆鉱物−塩化物水溶液間のイオン交換平衡実験 特に、2価金属イオンの同時分配実験
☆岩石−塩化物水溶液間における元素の分配に関する研究
☆マグマ−熱水間における元素分配に関する研究
☆超臨界熱水溶液中における金属の溶存形態に関する研究


☆鉱物相平衡計算システムの開発

☆岩石−熱水相互作用の数値計算システムの開発